歯周病は、歯がある全ての人に発病します。まだ若いからといって安心はできません。
歯周病は歯肉炎と歯周炎に分けられ、そのピークは40代・50代の頃です。しかし、10代の若者でも60%近くが歯周病のかかりはじめである歯肉炎になっています。
年齢とともに歯肉炎が歯周炎に移行してゆくのです。歯周病は年をとることで自然に発生するものではありません。歯周病の直接の原因は口の中の細菌で、歯垢(プラーク)・歯石のなかに存在します。また、歯と歯肉のすきま(歯周ポケット)に入って悪さをする細菌によって、歯肉や骨を破壊してしまいます。
ステップ1.問診確認 |
普段の歯みがきの状況や食生活なども状況に応じてお聞きします。 |
ステップ2.歯周検査 |
歯肉が健康がどうかを専用の器具を用いて測定いたします。 |
ステップ3.レントゲン撮影 |
歯の骨が健康がどうかをレントゲンを撮影して確認いたします。 |
ステップ4. クリーニング(プラーク・歯石の除去) |
クリーニングをすることによって、むし歯や歯周病の原因となる歯石を取り除いていきます。 |
ステップ5. 再検査 |
クリーニングをした上で、再検査を実施し、歯の状態を確認していきます。 |
ステップ6. 歯根のクリーニング(SRP)等 |
最後に、歯の基となる歯根のクリーニングをしていきます。クリーニング完了した後も、定期的なメンテナンスを怠らないで下さい。自分の歯をいつまでも大切に! |
口腔内の悪さをする細菌を飲み薬と特別な歯磨き薬を使用して除菌する治療法です。
飲み薬‥3日間
歯磨き薬‥1週間程度
歯科界の新しい分野「歯周内科学」。これまでとは全く異なった新しい考え方で、お薬で歯周病を治してしまう治療の総称です。この治療法は21世紀に入ってから行なわれている治療法で、4つの特徴があります。
上記4つの中でも、1.は非常に大きなポイントです。
位相差顕微鏡でお口の中の菌を確認しなくてはなりません。歯周病菌がいるのか、カビが多いのか、あるいは非常にきれいなのか。位相差顕微鏡で確認しないと、お薬の選択ができないのです。
当院では、位相差顕微鏡で患者さんのお口の中の細菌の状況を確認して頂きながら、治療を進めて頂きますので、ご自身の目で、お口の中の細菌が減っていく様子を実感して頂けると思います。
ご希望の方は、当院の医師・スタッフまでご相談ください。
歯と歯肉のあいだのポケットを特殊な水(次亜塩素酸水)にて洗浄することで、細菌を除去してしまう治療法です。
痛みもなく、とても気持ちの良い歯周殺菌治療です。
洗浄自体は15分程度で終了します。
内科的歯周療法と同様に、位相差顕微鏡を用いて、お口の中の細菌の状況を確認して頂きながら、治療を進めて頂きますので、ご自身の目で、お口の中の細菌が減っていく様子を実感して頂くことができます。
(上記、2つの治療は健康保険が適用されませんが、極めて良好な成果をあげている歯周治療です。詳しくは当院まで御相談ください。)