皆様は、「睡眠時無呼吸症候群」という病気をご存知でしょうか?
2005年にJR運転士が運転中に居眠りをして不祥事を起こした一件を覚えておられることだと思います。その時の運転士が診断された病気が「睡眠時無呼吸症候群」でした。睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が数十秒間も止まる発作をひと晩に何十回も繰り返し、そのたびに反復して大いびきをかくものであります。
いびきは、睡眠時無呼吸症候群の予備軍なのです。日本人で習慣的にいびきをかく人は2000万人以上もいます。睡眠時無呼吸症候群の人は、そのうち約10%、約200万人と考えられています。日本人のうちの9割が、閉塞性無呼吸症候群という症例です。
この病気は、気流停止と言って口や鼻からの息はしていないものの、胸郭や横隔膜は呼吸をしようと活動しているもの。気道が閉塞してしまうことが原因で、肥満や舌の肥大、咽頭部の障害などによって起こります。
【無呼吸症候群チェック】
下記の7つのチェックのうち、当てはまる項目にチェックして下さい。
0個:全くご心配いりません。
1個〜3個:多少の心配あり。今後のために、一度検診へ行きましょう。。
4個〜5個:要チェック!時間を作って、必ず病院へ行きましょう。。
6個〜:危険!今すぐに病院へ直行して下さい。。
肥満になると脂肪が増加・沈着して、上気道が狭くなる状況を作りやすくするため、いびきが生じやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群やいびきの場合、医師専門医の診断検査を受け、口腔内装置の適応を判断した場合、歯科医院にてサイレンサーを制作いたします。(保険適応可能)
※サイレンサー:いびき防止用マウスピースのことです。